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​ファシリテーターへのインタビュー

​~外交分科会~

Q.外交分科会では何をするんですか
 「人質解放交渉ゲーム」をします。ある国でテロが発生し、その収束に向けてその国の警備部隊が投入されますが、そこで人質事件が発生し5カ国の国民が人質として巻き込まれる事態に悪化してしまいます。参加者には5カ国に分かれ、それぞれが国の代表として交渉を行ってもらいます。各国で知恵を出し合い協力して人質解放に臨んでもらいたいです。

Q.外交分科会のオススメポイントはどこですか
 ポイントと言えるかどうかわかりませんが、「楽しい」ことは保証できます。他の分科会と異なり、ここでは厳密な意味での政策立案はしません。交渉ゲームですから、変化する状況の中で最適な解を導き、各国と協力してその実現を目指します。外交は、国・国際社会という「生き物」を相手にする仕事ですから何が起こるかわかりません。しかしだからこそ楽しいと言えると思います。交渉ゲームも何が起こるかわかりません。その辺りの楽しさを感じてみたい方は参加してもらいたいですね。

 

Q.参加者に考えてもらいたいことは何ですか
 最近のバングラデシュのテロ事件でも日本人が巻き込まれていますし、日本の外に目を向けると多くに人がテロで命を落とし、その家族や友人はやりきれない気持ちでいます。今回の交渉は、「人の命」を一つのテーマとしています。外交交渉のダイナミズムを楽しむと同時に、命を考えながら仕事をするとはどういうことなのか、考えるきっかけにしてもらいたいと思います。

 

Q.なぜ外交分科会のファシリテーターをやろうと思ったのですか
 (Aさん)もともと外交には関心があるのですが、学ぶ機会が少ないことが気になっていました。ファシリテーターを務めることで改めて外交について学ぶことがあり、いい機会をもらうことができたと感じています。
 (Bさん)私は外務省を志望しています。だから日頃から外交についてインプットする機会はあるんですが、アウトプットとなると・・・。ファシリテーターをすることで自分が学んできた知識を活かせるんですよね。アウトプットできる機会ができたので、ファシリテーターをやってよかったと思います。大変ですけど(笑)

 

Q.テーマについて学ぶ中で驚いた発見はありますか
 IS(イスラム国)について調べる中で、彼らの行動原理というか、向こうは向こうなりの考えがあって動いているのだなと感じました。ニュースの報道だけでは、ただ無茶苦茶なことばかりしてるなと思うのですが、彼らなりのロジックがあることには驚きました。
 また、交渉について各国の姿勢が異なる点も面白いですね。ここでは当日の5カ国についてお伝えすることはできませんが(笑)、でもどの国も交渉姿勢が異なります。テロリストには決して屈しないという強気の国もあれば、人命を第一と考えテロリストとの交渉を柔軟に考える国もあります。交渉という切り口から各国の考え方・スタンスを知ることができたのは勉強になりました。

 

Q.参加者に一言お願いします!
 最初に言ったように、外交分科会は楽しいです!「外交について知識はないが交渉なら面白そう」、「外交に関心があるけど知識がない」、「とりあえず楽しいことしたい」、そういう思いが少しでもある人はこの分科会に参加してください!退屈はさせません!
 一方で、繰り返しますが、交渉ではたとえゲームとはいえ「人の命」について考えます。自分あるいは自分の家族や友人がいつ当事者になるかわかりません。
分科会を通じて、人の命の重みを考えながら仕事をするとはどういうことなのか、考えるきっかけにしてほしいと思います。

 

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